「絵本の店・星の子」 今月のおすすめ絵本 （その３） 子供たちに愛され、 読みつがれ みんなが好きになる 絵本をどうぞ

「今月のおすすめ」のいままでにご紹介した絵本です。（その３）

│home│子どもの本定期便│注目の本│復刊・新刊│おすすめ│おもちゃ│定例行事│トピックス│おはなしかい│本の目次│

（おもちゃ関連）│おもちゃ解説│おもちゃの村ザイフェン│ザイフェンのおもちゃ│音と風│Xmasオーナメント│

（特集ページ）│わらべうた│人形の話│母の本│昔話│入学進学│ゆき・お正月│クリスマスの本│カレンダー│絵本ポスター│

（特集ページ）│ウォルドルフ人形の本・キット│ウォルドルフ人形作品集│森の妖精トムテ│粂川人形│ののじ食器具│幼児用お皿│

（おすすめ絵本）│今月│その10│9│8│7│6│5│4│3│2│1│オススメ一覧│注目の本一覧│ご注文│地図│

今までの星の子のおすすめ一覧のページへ

楽しくステキな「シリーズ」ものとして定評のある絵本の中から、それぞれ１冊をご紹介します。
シリーズの他の本も一緒にお楽しみいただけたらと思います。

★ゆき　”バーニンガムのちいさなえほん”の中から
ジョン・バーニンガム　作　谷川俊太郎　訳
	手のひらサイズのかわいい絵本。 雪が降り雪と遊び手袋をなくして半ベソをかき、あったかい家に入ってホッとする子どもの様子が、やさしい絵と簡潔な語りで描かれています。
	その子がベッドに入った絵に「あしたもゆきがなくなりませんように」という言葉が添えられていて、寒く冷たい雪だったけれどその遊びがいかに楽しかったかが読み手に伝わってきます。 この季節にぜひ読んであげたいお話しです。
冨山房 600円＋税	他に＜もうふ＞＜がっこう＞＜いぬ＞＜とだな＞＜ともだち＞＜うさぎ＞＜あかちゃん＞があります。

★くんちゃんのだいりょこう　”くんちゃんシリーズ”（全７冊）の中から
ドロシー・マリノ　文／絵　石井桃子　訳
	子ぐまのくんちゃんがある日おとうさんおかあさんと散歩に出かけました。もうすぐ冬ごもりの季節です。 木の上の鳥が「南の国へ飛んでいく」というのを聞いて、くんちゃんも行ってみたくなりました。その時おとうさんはおかあさんに「やらせてみなさい」といいます。 さあ、くんちゃんの大旅行が始まりました。
	そこに描かれている光景は、なんともほほえましくかわいらしく、くんちゃんは十分満足して、結局は南の国にはいかずに長い冬ごもりに入るのです。
岩波書店 1000円＋税	子どもの持っている好奇心をおさえつけずに、子どもが満足し自分で結論を出していくのをそばで見守る大人。私も大人の一人としてそうありたいと願うのですが・・・ ”くんちゃんシリーズ”のすべてにそんな光景がやさしく描かれています。

たくさんのクリスマスの本の中から小さい子どもが楽しめそうなものと、
しっかりしたストーリのある大きい子向きの絵本を選んで見ました。

★まりーちゃんのくりすます
文・絵　フランソワーズ　訳　与田準一
	この絵本は長いこと子どもたちに愛され読みつがれてきた”まりーちゃんシリーズ”の一冊です。 かわいい女の子のまりーちゃんとひつじのぱたぽんの心の通い合った会話がなんともいえず、ほのぼのとあたたかく、それが最初から最後まで続きます。
	まりーちゃんはいいます。「もうすぐくりすますよ」「さんたくろーすがぷれぜんとをもってくるわ」。 ぱたぽんは「わたしのくつはぬぐことはできません」「だからさんたくろーすはぷれぜんとをおいていかないわ、まりーちゃん」 でも・・サンタさんは二人にステキなプレゼントを下さったのよ、なぜって？・・・
岩波書店 640円＋税	どうぞフランソワーズのあたたかい文と絵をお楽しみください。

★クリスマス人形のねがい
ルーマー・ゴッデン文　バーバラ・クーニー　絵　掛川恭子　訳
	「これはねがいごとの話しです。それにお人形と小さな女の子の話でもあります」という出だしで始まります。 しっかりしたストーリにぴったりのクーニーのさし絵。厳しい冬の寒さの中でクリスマスというお祝いを人々がどう迎えどう祝うかが背景に描かれ、読んでいるうちに背筋がピンとしてくるのを覚えました。
	雪の降る街を舞台に寂しさで胸がチクチクする少女が、決して涙を流すことなく、おばあちゃんとの出会いを強く願いながらさまよう姿。想像するだけで私の胸はつぶれそうでした。 でも最後は暖かい暖炉のもとで幸せな結末が待っていました。
岩波書店 2000円＋税	クリスマスの日にじっくりと味わいながら読んで欲しい本です。

復刊されたばかりのかわいい絵本を紹介します。

★せんろはつづくよ
Ｍ・Ｗ・ブラウン　文　Ｊ・シャロー　え　与田準一　訳
	西へ向かって走っていく2台の小さなきかんしゃ。 ぱふぱふ、ちゃぐちゃぐと音を立てて・・・ 機関車の上には男の子と女の子が乗っています。
	長い長い線路の上を走ります。 トンネルを抜けたり鉄橋を渡ったり、雨や雪が降ってきたり・・ その様子はなんともかわいらしく汽車は一生けんめい。 そうして私たち読者と一緒になって楽しい旅をして、終点は海。 単純なストーリーの単純な絵本、それが小さな機関車のかわいらしさを浮きたたせます。
岩波書店 800円＋税	２・３才の子どもたちはどんなにワクワクした思いでこの本を楽しむでしょうか。きっと大好きになるに違いないと思っています。

2001年はたくさんのベスコフの本が新・復刊されました。
その中から1冊をご紹介しましょう。

★どんぐりぼうやのぼうけん
さく・え　エルサ・ベスコフ　やく　石井登志子
	どんぐりぼうやのオッケとピレリルは、おとうさんおかあさんと高いかしわの木のてっぺんにある家に住んでいました。 この二人のぼうやがかしわの葉を飛行機にして遊んでいて、ひげの山に落ちたことから冒険が始まります。
	そのぼうやを探しにいったリスのスパンス氏とはしばみのヌッタ、それらの人が出あった小人のおばあさん、トロルなど森の中に住んでいる人たちの生活ぶりが物珍しく描かれています。 子どもたちはいろいろなものを遊びに変え、実に生き生きと森を楽しんでいます。
童話館出版 1400円＋税	奥深い森の中での動植物たちの楽しい営み、そして何よりもかわいいぼうやたち。 しんとした秋の森からかわいらしい声が今にも聞こえてきそうなのびやかな絵本です。

│home│（おすすめ絵本）│今月│その10│9│8│7│6│5│4│3│2│1│オススメ一覧│注目の本一覧│

★どうぞお店（絵本の店・星の子）にお越しください。地図はこちらへ

★ご注文やご連絡はメール　　hoshinoko1@nifty.comで

03-3727-8505（tel/fax）でもどうぞ。　　　（「特定商取引に関する法律」に基づく表示）

絵本の店・星の子トップメニューへ

★おすすめの良い絵本をつぎつぎに紹介していきます。ご期待下さい。
★いま注目の本・話題の本は「星の子・注目の本」のページへ
★良い絵本・児童書を定期的にお送りします。「星の子・子どもの本定期便」のページへ