「絵本の店・星の子」 おすすめ絵本 （その１） 子供たちに愛され、 読みつがれ みんなが好きになる 絵本をどうぞ

「今月のおすすめ」のいままでにご紹介した絵本です。（その１）

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絵本読み始めの子どもたちにぜひおすすめしたい１冊です。

★ひよこ　と　あひるのこ
ミラ・ギンズバーグ　ぶん　アルエーゴ夫妻　え　さとうとしお　やく
	二つの卵がかえって、中からひよことあひるの子が出てきます。 子どもはなんでもまねをしたがり・・ひよこもあひるの子に負けじと何でもまねてやって見せます。 でも、泳ぐことは・・？ あひるの子はやさしく、おぼれそうになったひよこを助けます。
	最後のページは”わたしはわたし”とお互いを認識し合う、ひよことあひるの子のなんともかわいい姿が印象的です。
（アリス館） 本体1300円+税	アルエーゴ夫妻のきれいなかわいい絵にうっとりさせられます。 絵本読み始めの子どもたちに、ぜひおすすめしたい１冊です。

絵本から物語の世界に入る頃の子どもたちに読んで欲しい、ステキな本です。

★ふわふわしっぽ　と　小さな金のくつ
デュ・ボウズ・ヘイワード作　マージョリー・フラック絵　羽島葉子　訳
	みなさんは「イースター・バニー」って知ってますか？ イースターのお祭りでとっても大事な役目を果たすイースター・バニーには、世界中のうさぎの中からたった５匹が選ばれます。 ある時、田舎うさぎの「ふわふわしっぽ」はイースター・バニーを夢見ます。 それを聞いた立派な家に住むうさぎや、足の速い野うさぎがバカにします。 時が過ぎ、ふわふわしっぽは大人になって21匹の赤ちゃんを産み、しっかり育て、イースターの選考会へ見物に出かけます。
	そこで認められたふわふわしっぽは、イースター・バニーに選ばれ体を張って仕事をします。 そして特別な任務を頼まれ、見事にやりきるのです。 この間21匹の子どもたちはしっかり留守番をする・・というなんとも感動的なおはなしです。
（パルコ出版） 本体1553円+税	この絵本を通して女性の自立のあり方まで示唆されるようです。 絵本から物語の世界に入る頃の子どもたちに読んで欲しい、ステキな本です。

次の２冊は、やっと絵本の扉を開いた子どもたちが読むのにふさわしい作品です。

★モペットちゃんのおはなし
ビアトリクス・ポター　さく・え　いしい　ももこ　やく
	モペットちゃんは小さい子猫、ネズミがやってきてモペットちゃんをからかいます。 飛びかかったら戸棚にゴッチン・・・
	子どもを魅了する美しい水彩の絵です。 ふっくらふんわりしたモペットちゃんの表情や、しぐさを生き生きと表現して、ポターは子どもの心の動きをとらえます。
（福音館書店） 本体638円+税	「ピーターラビットの絵本」シリーズ（全６集）の第２集の一つ。 このシリーズにはかなり複雑なおはなしも入っています。 お店には、このシリーズをどのような順番で読み進めていったらよいか、掲示してありますのでご覧ください。

★ぴーんちゃんとふぃーんちゃん
ディック・ブルーナ　ぶん・え　いしい　ももこ　やく
	ふたごの女の子、ぴーんちゃんとふぃーんちゃんがいます。 今日は誕生日、友だちが昼寝もしないでいっぱいやってきます。 人形芝居の人形が口をきいて、パーティは大騒ぎ・・
	ふたごの女の子は赤いリボンと青いリボンを付けています。 朝からお風呂に入って、朝食にはゆで卵、そのたまご立ての色が赤と青なので、子どもたちはそれが誰のものか当てて大喜びをするでしょう。
（福音館書店） 本体600円+税	ブルーナの絵は、はっきりとした原色を使い、黒でアウトラインを描いて単純明快、しかも知的です。 この絵本に出てくる朝食のミルクと梨は、バックの青にそれぞれ白と黄色、はっとする美しさです。 「ブルーナのゆかいななかま」シリーズ第１集の中の作品です。

皆さんも一緒に子どもの楽しい遊びの世界へ入り込んでみませんか。

★うちが　いっけん　あったとさ
R・クラウス　文　M・センダック　絵　わたなべ　しげお　訳
	”ちん　とん　しゃん”と小さな子どもが踊っているところから話しは始まります。
	絵本全体がカラシ色の台紙。 そこに絵が黒で描かれ、小さな子どもだけが色の付いた服を着て、存在感をアッピールしています。 そのあたりにこの本の含みがしっかりと現されているようです。
（岩波書店） 本体1400円+税	この本の中で、この子どもは動物などと好き勝手なことをして、「もっとやれ、もっとやれ」とはやし合いながら楽しみまくっています。 ある専門家は、この本は「子どもの欲求不満を解消する治療的効果を持っている」と評したほど・・ さあ一緒に、子どもの楽しい世界に入ってみませんか。

ファンタジーの世界をたっぷり味合わせてくれる楽しいたのしい絵本です。

★ふしぎな５００のぼうし　　（品切れ・再版未定）
ドクター・スース　さく・え　わたなべ　しげお　やく
	王様にぼうしをとれといわれたバーソロミューは、ぼうしをとりました。 ところが次の瞬間には大きさも色も全く同じぼうしが頭の上に乗っているではありませんか・・ 怒った王様はバーソロミューをお城に連れて行きました。
	でもぼうしはとってもとっても頭の上から無くなりません。 そしてその数は・・45・・135・・498・・ お城では帽子職人、博士、弓の名人、魔法使いや首切り役人などが現れ、なんとかしてぼうしをとろうとしますが・・・
（偕成社） 本体2200円+税	黒一色の絵の中に帽子が赤く描かれて、なんとも象徴的です。 出てくる登場人物の表情も豊かで、それを見ているだけでワクワクしてきます。 ファンタジーの世界をたっぷり味合わせてくれる楽しいたのしい絵本です。

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